エピジェネティクスセミナー2016年04月25日 11:22

ウィリアム・ウォルシュ博士によるエピジェネティクスセミナー受講してきました。 ウォルシュ博士の推奨する生化学治療について ウォルシュ博士が推奨している医療のアプローチは生化学的治療です。 神経伝達物質の活動性のアンバランスを改善する自然な方法をとっています。 患者の脳の生化学的状態を決定し、それを正常化させるのです。 この治療のポイントは以下の通りです。 ◆神経伝達物質の合成に必要な栄養素の濃度を正常化する事。 ◆標的栄養療法を使い、神経伝達物質の活動性をエピジェネティックに制御する事 ◆フリーラジカルの酸化ストレスを軽減する事 例えば、うつ病患者の多くは、脳内のビタミンB6レベルが低いですが、これはセロトニン合成の最終段階に必要な補酵素です。 彼らの多くはSSRIなど抗うつ薬の恩恵を受けていますが、脳のビタミンB6レベルを補正する栄養療法は同様に効果的です。 また、SAMeのようなメチル化に関わる栄養素は、セロトニントランスポーターの遺伝子発現を抑制するためセロトニン活性が上がります。 殆どの患者にとって抗酸化アプローチはGABA,NMDA、その他の受容体の活動性を正常化する助けになるのです。 このような生化学的治療の一番の利点は向精神薬に関わる重大な副作用が殆どない事です。 医薬品やカウンセリングとの併用も可能であり、メンタルヘルスの治療家に大いに治療選択肢の柔軟性を与えてくれます。 脳化学が発達するにつれ、精神疾患の治療の選択肢として、生化学治療はだんだんと精神薬に取って代わっていくでしょう。 ということで治療に栄養素でのアプローチを考えている、分子栄養学ならではのお話でした。